ヨネヤマ プライベートブランド商品 成長ストーリー

2022.12.26

MEMBER PROFILE

H・M

営業企画部

M・I

営業部

C・O

営業部

CHAPTER 01

ヨネヤマオリジナル
PB商品開発の経緯・裏側

なぜヨネヤマでオリジナルPB商品の開発を行うようになったのでしょうか?

M:SDGsの観点、そしてお客様の声、営業戦略の一環としてオリジナル商品の開発を始めたのが2019年頃です。当社はもともと、1958年の創業の際に食肉店向けの竹皮・経木に変わる製品として人造竹皮(ワロンセルパック)(特許取得)を考案し、ヒット商品化し大躍進したという歴史があります。そこで竹を活用した環境配慮型のBPMという商品を開発しました。元々はPack+というECサイトの新規事業で販売するための商品開発という位置づけでしたが、展示会を活用した商品プロモーションを開始したところ、お客様から高い評価をいただく事ができました。当社と同じ食品包装容器の卸を行う競合企業ではこうした取り組みを行っておらず、差別化戦略として繋げたいという意図もありました。

企画・開発を進めていく上での苦労はどのようなものがあったのでしょうか?

M:商品がユーザーに届くまでのバリューチェーンの構築には、様々な苦労がありました。高品質・低コストを実現するために、創業の頃から培ってきた海外でのネットワークを構築活用することができたのが大きかったです。商品は中国の協力メーカーで製造をし、日本に輸入しているのですが、当社グループが海外からの仕入れを行っているネットワークを活用し、海外製品のものをコンテナでもってきて、在庫管理できる土台がありました。製造元であれば、そういった条件でやってくれる企業と組みたいという事で契約に繋がったという側面もありました。さらに、販路・お客様先が魅力的だからこそ、ヨネヤマと仕事をするのがいいのではないか?と仰っていただけました。こうして、物流コストも抑える事ができました。そして、無事に4年前に第一段のオリジナル製品をリリースする事ができました。

オリジナル製品はお客様から
どのような声をいただいていますか?

CHAPTER 02

オリジナル商品にかける
営業の想い、お客様の声

I:SDGsの機運が高まる中で、プラスチックではなく紙を使った製品に変えたいというニーズがあるが、既製品では価格が高く手を出しにくい時に提案ができている。包装容器はお客様によって本当に多様なニーズがあるが、競合他社にはないアイテムであり、とても提案しやすい。

O:私の提案しているお客様では、元々紙容器を利用されていたのですが、展示会で自分たちの商品を見てくれて、サイズや色合いに興味をもっていただき、さらにコストダウンもできるという事で大型の受注に繋がった事もありました。4年前に比べるとオリジナル製品が売り上げに占める割合はかなり伸びてきています。オリジナル製品の提案は自分たちの製品が直接お客様に貢献できている事を感じやすく、やりがいを感じています。 私が担当しているスーパーマーケットのお客様では、エコ商品に切り替えていきたいというタイミングで提案をした結果、エコだけではなく「売り場の統一感が出て良かった」といった声をもらっています。

オリジナル製品がある事が他社との差別化になっている場面もあるのですね。

I:はい。私は新規のお客様に紹介できる事で武器になると感じています。ある小売店様に提案をする際に総菜の容器を提案したかったのですが、既存の製品だと既に提案している競合の企業があるため、ヨネヤマからは販売ができないのです。私たちの業界の営業は商品に違いが出ず、同質化しやすいため、差別化するための一つの要素がオリジナル製品であり、この商品を提案できること自体が「この人から買いたい」という他社との差別化にもなっていますね。

O:ある量販店様の提案の際にはお客様の声を企画にフィードバックして新たな商品開発に繋がったのですが、こうしたお客様の声を聴いて、それを製品にする事ができる体制が整っている事は営業のしやすさにも繋がっていますよね。

CHAPTER 03

今後の事業の展望・
成長シナリオ

今後ヨネヤマオリジナルを
どのように成長させていきたいですか?

I:商社機能に比べて、会社の成長をダイレクトに感じられる事もあり、私はとても売りやすい商材です。これからヨネヤマオリジナルのプライベートブランのラインナップも増やしていこうという動きがあるので、もっとお客様のニーズにあったものを作れるように私自身がこれまで以上にお客様の声を企画に届けていきたいですね。SDGsの重要性は2030年に向けてさらに広がってくると思うので、紙や竹を中心とした容器のバリエーションを増やしたいですね。

O:そうですね。お客様の要望を受けて、最初は別注商品として単発で作るものがありますが、全社の商品として作っていく事になり、それがオリジナルブランの製品となっていく過程に関われるのは面白いですよね。現場でのお客様の声はもちろん、ECサイトでの販売の売れ行きも把握できるので顧客動向に明るくなれているという強みも活かせますよね。

M:例えば、今は原料の高騰もあり、特にデリカはどの商品も値上がりしてきています。そこで、価格が比較的安定しているお米を中心とした開発が進むだろうという事からボール型の商品開発を進めています。こうしたマーケットインで商品を作っていく事はもちろん、プロダクトアウト型でお客様の選択肢を増やすための商品開発も今後はやっていきたいですね。例えば、原料の高騰で今使っている商品をリプレイスしたくてもその商品を使い続けているお客様に対抗馬となるような商品を作るといった事です。マーケットインとプロダクトアウトを組み合わせながら、次の柱となる商品を作っていきたいですね。

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