フードウェアを通して
食のインフラをつくるカンパニー
代表取締役社長武井 泰士
ヨネヤマが創業78年、三代目の私が経営を引き継いで14年、たくさんの方々の「ご縁」と「想い」を受け止めて、お客様に選ばれる会社を目指してきました。
社長就任の翌年に東日本大震災、そして新型コロナを経験し、改めて私たちの仕事は食のインフラを支えていると痛感しました。それは「蛇口を捻れば水が出る」「スイッチを入れれば電気がつく」
これと同じように食生活の当たり前を縁の下から支えています。
豊かな食生活を支えていく私たちの仕事をビジョンとして描くために東京支店の壁画でも表現しています。
経済よりも社会を健康にする
モノとサービスを通じて、世の中の役に立つことを志してきましたが、コロナ禍で、人々はの価値観は多様化し、豊かさも多様化しました。単にモノを売るだけでは、世の中に役に立てない時代に突入しています。
さらに、世界は消費するだけの社会から、循環型社会の実現に大きく舵を切っています。私たちは経済活動よりも、社会に寄与することを重んじています。
自分たち都合で売っている商品はないか? そのモノは人を幸せにするか? そのサービスは社会を幸せにするか? 当社は地球を幸せにするか?
私たちは「地球とカラダにグッドジョブ」をテーマに、新たなエポックメイキングとなる行動をしていきます。
専門よりもマルチなビジネスを
終身雇用の時代は、入社から定年退職まで営業一筋という人もいました。 もちろん専門性を磨き、誰にも負けない価値を磨くというのも素晴らしい。
しかし、私たちの会社には、営業も、展示会企画も、顧客の商品企画会議にも出席し、特に商品企画に情熱を燃やす社員もいます。またある人は、トラックドライバーから営業となり、現在は全国を渡り歩き商圏開発をする人もいます。こうした私たちの仕事の仕方を多能工という人もいます。
私自身も異業種のアパレルから当社の事業に参画した時は「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を大切にし、今自分ができる事を一所懸命にやろうと思い、様々なチャレンジをしてきました。 私は、これからはこうしたマルチな活躍ができる人を増やしていきたいと考えています。
[getTime3]
現場では、「何がしたいのか?」を社員に問うようにしています。そうして出てきた本人がやりたい事に挑戦する機会を作る事は会社の役割です。
その挑戦を通じた数々の経験から、ワクワクすることに出会えることは私たちのカルチャーでもあります。
これからは
会社と個人が深く
リスペクトし合う時代
これからの会社と個人は与える、与えられるの境界を越えて、互いをリスペクトしながら社会に寄与していく関係を築くべきだと思うのです。
会社は能力を伸ばしやすい環境を整える、自立を促す。と同時に個人も、10年後の会社をよくする問題解決や仕事の種を考えるというような意識を持てればいい。会社も個人も日々感じる小さなワクワクを大事にし、学び、気持ちや考え方を膨らませていく。会社が指示するのではなく、会社と個人が共に新たなワクワクを探し、夢中になれる仕事を探していく。
そういった取り組みから組織としてのやさしさが生まれ、世の中に応援され得る企業に成長してきたし、これからも続けたい。